【The Outer Worlds】プレイ日記 その4
パールヴァティの話
リードのオフィスを出てエレベーターに乗っていると、パールヴァティが話しかけてきた。
「脱走者のことなんだけど。」
「うん?」
「何人かと話したことがあるんだけど、みんなまともな人々なんだ。トンプソンさんは彼らから光も熱も奪おうとしている。彼らは今よりひどいことになっていくんだよ。このことについて街の牧師さんに話してみて欲しいんだ。マックスって名前の人だよ。」
「わかった。後で牧師のところに行ってみよう。」
「ありがとう。教会は街の東側にあるよ。パパがいつも言ってた。誰かを傷つけるような決断をしなきゃいけないとき、そのことの良し悪しを考えないとって。」
パールヴァティはなかなか良い子だな。リードは工場をまわす事だけを考えているようだが、脱走者たちの今後の生活もできる限り良くしたいものだ。
まぁ調整器を手に入れたついでにできるのならばだけど。
フィリス・グレンジャーの墓地使用料
植物実験場に向かう前に街で頼まれた仕事をこなしていこう。まずは墓地使用料の回収だ。
ちょうど缶詰工場に1人対象者が居たはず。そう思い缶詰工場を探して回る。
すると、缶詰工場の一角に小さな動物の死体が転がっていた。缶詰に使っているサルツナマグロ以外の材料ってもしかしてこいつか?衛生とか大丈夫?
缶詰工場の衛生は置いておいて、近くにフィリス・グレンジャーを見つけた。さっそく使用料を徴収しよう。
「サイラスの奴、しつこいねぇ。ほら使用料を持っていきな。」
「この書類はあんたの名前じゃないんだが。」
「あたしの使用料じゃないからさ。自殺した同僚のものだよ。」
「なんで隣人の使用料を払ってるんだ?」
「評議会の法律で、滞納中の墓地の使用料は「死亡者に最も近い存命中の縁者」が支払うことになってるんだ。彼の死亡時に、遺体に最も近い位置にいたという縁で支払わされてる。」
縁って血縁とかそういうのじゃないのかよ。お金を絶対誰かに支払わせるための法律だな。とりあえず1人目の回収完了だ。
マーティン・アバナシーの墓地使用料
マーティンは自分の家の中に居た。さっそく話かけてみる。
「うぉっ。まさか…トンプソンさんの使いできたのか?病気になんかなっちゃいねえ。すぐ職場に復帰すると伝えてくれ。」
「体調が悪いのか?」
「ああ、ちくしょう。確かにちょっと体調は悪い。けど、保安官には知らせないでくれよ。」
「どうして?」
「療養所に入れられちまうだろうが。そうだ、あんた助けてくれ。昔の公民館に薬が隠されているんだ。」
「普通に薬を買えよ。」
「薬は簡単に買えないんだ。健康レベルが低い労働者への薬の分配が禁じられている。社内規定でな。」
療養所に入れられたら死ぬのを待つだけというわけだな。マーティンに渡すかどうかは別にして、薬は手に入れに行っても損はなさそうだ。
「公民館に警備はいるのか?」
「警備なんていないよ。ただ、略奪者が集団でたむろしているらしい。」
「ところで、墓の使用料を払ってくれ。」
「サイラスがあんたをよこしたのか。ほら使用料だ。薬を持ってきてくれればその分の料金もちゃんと払う。だから頼むよ。」
こうして、2人目からも回収完了。薬も後で取りに行こう。
コンラッド・サディックの墓地使用料
3人目のコンラッドは床屋に居た。一見普通の床屋だが、奥には死体置き場があった。
コンラッドは床屋をやりながら、埋葬前の死体を綺麗にする仕事もしているそうだ。
「サイラスから滞納金の回収を頼まれた。」
「お金がないんだ。極貧れべるなんだよ。どうあがいても支払えない。サイラスに伝えて欲しい。滞納のせいで医療の権利が失われるのは承知してるって。申し訳ないと思っている。」
「医療の権利?」
「前に伝染病にかかったんだ。頑張って働いた甲斐あって、僕は治療に値すると判断された。でも次はだめだろう。床屋は儲かる仕事じゃないしね。」
「サイラスに借用書を書けないか?」
「いいアイデアだけど、担保がないんだ。」
担保さえあればなんとかなるかもしれない。床屋になにか担保になるようなものがないか探してみることにした。奥の死体置き場も探す。そこにはフィリス・グレンジャーからの手紙があった。内容は自殺したフィリスの同僚、ユージンについてだ。
ユージンが自殺したことで、スペーサーズチョイス社は街に罰金を払わせる。そのお金を払うためにユージンの金歯を使おうという内容だ。
スペーサーズチョイスにとって労働者は財産で。自殺は財産を破壊する行為だというのだ。
コンラッドはこのユージンの金歯を使ったんだろうか?
「フィリスのメモを見つけた。ユージンの金歯は街の罰金を支払うのに使ったのか?」
「ユージンは自殺じゃなかった。確かに自分の頭に銃弾を撃ち込んだんだけど、それは表面的な話だ。遺体の埋葬準備をしている時にわかったんだけど、彼には伝染病の症状がみられた。そして、薬になるアドレナタイムを過剰摂取したみたいだ。薬の副作用の精神異常や被害妄想が彼の命を奪った。」
「じゃあ街が罰金を払う必要はなかったんだな。」
「そうだね。エッジウォーターは多額の支出を抑えられたと思う。」
「それなら金歯を担保に使えないか。」
「サイラスに彼の歯を掘り起こすように頼まないといけないな。さあこれを、僕の署名を入れた墓地の書類と借用書。」
【The Outer Worlds】記事一覧
【The Outer Worlds】プレイ日記 その5
伝染病が蔓延しているが薬が足らず、脱走者が出ている上に缶詰の材料も足りない。エッジウォーターの運営はかなり行き詰っているようだ。 そんなことを考えながら最後の滞納者の元へと向かう。 最後の1人であるラドヴィグは、エッジウォーターの南東にある離着陸場に居た。 サイラスは、ラドヴィグが特別だと言って
【The Outer Worlds】プレイ日記 その3
エッジウォーターは壁に囲まれていた。略奪者の襲撃に備えるためだろう。 壁の中に入ると、言っちゃあ悪いが薄汚れた街並みが見えた。正面に少し高い建物が見える。あそこにリード・トンプソンがいるのかな? リードに会う前にエッジウォーターについて情報を仕入れておきたい。そう思い、バーに入った。 「おたく誰