【The Outer Worlds】プレイ日記 その8
停電した植物園
植物園への送電は止まった。脱走者たちはもうあそこで暮らしていけないはずだ。
脱走者たちを街に戻すようにアデレードを説得しに行く。
「あなたのせいよ。菜園は壊滅。冷却手段がないから食糧は腐って、仲間がみんな飢えることになる。あなたの本性がわかっていたなら、バラバラに切り刻んで串焼きにしてやってたわ。」
当然だろうがアデレードはお冠だ。
「個人的に聞きたいことがあるの。なぜ送電を止めたの?」
「別に恨みはないんだ。あんたの電力調整器が必要だっただけだ。」
「あなたは私の仲間にエッジウォーターでの奴隷生活を押し付けたのよ。恨みがあった方がずっと気が楽だわ。仲間たちにエッジウォーターに戻るしかないと伝えて。それからリード・トンプソンに、私は決して戻らないと伝えて。彼の管理下で生き延びるより花に囲まれて死んだ方がマシだわ。」
「なにがあったんだ?それだけ怒るには理由があるんだろ?」
「息子は缶詰工場で働いていたのよ。伝染病が流行り始めたころ、真っ先に体調を崩した人間の中に息子もいたわ。医薬品の備蓄はあったけど、リードは息子の治療を拒否したの。息子に使うなんて薬の無駄だと言って。私は息子を埋葬して、彼の形見を持って街を去った。」
なるほど、息子が治療されずに死んだのか。街のシステム的にはアデレードの息子はあまり価値がないと判断されてしまったんだな。
薬が足りていない中、対症療法としてより有用な人間を残すというのは、街全体のことを考えると間違ってはいないとは思う。でも納得はできないだろう。
そもそも、運営が上手くいっていないから伝染病が蔓延してるわけだしな。
「リードがエッジウォーターに居る限り、私は戻らないわ。それが私の条件よ。」
「リードを始末すれば戻るのか?」
「あなたはリードを消してもいいっていうの?殺したければどうぞ。でも辞職するように説得できればそれがいいわ。」
「リードが辞職するのに説得材料はあるのか?」
「私が人々の健康を取り戻して見せる。そうリードに伝えて。伝染病も根絶できるわ。缶詰工場の中に新たな菜園を作るのよ。エッジウォーターの男女全員に毎日きちんと3食提供するわ。私がヴェールに再び実りをもたらしたと彼に伝えて。そして私だけが大地に命を吹き込めることを。その秘密とは人間の死体なのよ。もう何年も死体をミンチにして肥料に混ぜてきたわ。人間は栄養素に満ちているのよ。」
うん?それって肥料に必要なものが入ってなくて土に栄養が足らなかっただけじゃないのか?もしかすると、スペーサーズチョイスが農作業に労働力をさかないために、わざとそうしてるのかもしれない。
とにかく、アデレードなら食糧事情を改善して、伝染病を治せるということをリードに伝えに行こう。
あと、植物園から電力調整器をいただいていく。
リードの辞職
オフィスでリードが電力が戻ったことに喜んでいる。
「アデレードの仲間たちはいつ職場に復帰するのかね?」
「アデレードはあんたがここに居る限り戻らないそうだ。」
「これでは手詰まりだな。街の世話役はこの私がスペーサーズチョイスから任せられた仕事だ。私は完ぺきではない。いくつも過ちを犯してきた。けれどもこの町のために、できる限りのことはしたよ。」
「この街が必要としているのは、新しい指導者かもな。アデレードの仲間たちは伝染病にかかっていない。」
「それは信じられん。伝染病は避けられないものだ。労働威力を保つことが最良の対策なのだ。」
「この街の人はサルツナ缶しか食べていない。それでは病気になって当然だ。実際のところあの缶には何を詰めてるんだ?」
「ペーストにして柔らかくしたサルツナマグロだよ。ただ、不足している分は他のもので代用している。木片やキノコ類、砂も少々。犬の肉片を加えたこともある。」
ええっ?どう考えても体に悪そうだぞ。リードは街の世話役なのにかなり知識が偏っている気がする。扱いやすいように教育に制限でもかかっているのか?
「それが健全なわけがないだろう。」
「健康とは心の在り方に過ぎないのだよ。肉体がどんな病にかかるかは、その人の労働意欲や勤労態度によるものだ。」
「アデレードは作物の栽培手法を確立したよ。あんたが辞職するなら戻ると言っている。」
「あの荒地でどうやって作物を育てているのだ?」
「とにかく、リード、それが効果的だというのことだけはわかる。」
「アデレードが食糧と治療法を確保できたのであれば、私などよりずっとこの地位にふさわしいな。私も邪魔はしないよ。」
「どうするつもりなんだ?」
「壁の外で住まいを見つけられるかもしれないな。」
「壁の外では1日ともたないぞ。」
「どうだろう。1週間はもつような気がするのだがね。」
「いいのか?」
「私はいつでも街にとって正しいことをしてきたつもりだ。何一つ簡単ではなかったが。アデレードは伝染病の治療法を発見し、作物の栽培法も知っている。街が必要としているのは彼女だ。」
リードは為政者としての心意気をもっている。自分が死ぬとしても街を思っているようだ。
こうして、街の運営が変わった。伝染病や食糧問題は解決したが、アデレードが上手く街を運営できるかどうかはわからない。
とにかく、電力調整器は手に入った。宇宙船に乗って飛び立とう。
【The Outer Worlds】記事一覧
【The Outer Worlds】プレイ日記 その9
電力調整器をもって宇宙船に戻る。これで船がうごくようになるはずだ。 船に乗る直前にパールヴァティが話しかけてきた。 「これ、あなたの船?すごい、びっくり。なんて美しいの。名前はあるの?駆動モデルはどんなの?本物の船に乗って飛ぶのが私の夢だったんだ。エッジウォーターには、私以外のエンジニアはいな
【The Outer Worlds】プレイ日記 その7
アデレードと別れた後、マックス牧師から頼まれた禁書を探しに行く。 牧師が地図をチェックした場所を探しに行く。 すると、発電所のすぐ近くの洞窟があった、ここに禁書があるはずだ。 洞窟の中には蔵書家が作った隠れ家があった。しかし罠も仕掛けられていて、少し怪我をしてしまう。