2020/11/26

【The Outer Worlds】プレイ日記 その10


 グラウンドブレーカー

アンリアライブがグラウンドブレーカーに到着した。
パールヴァティとマックス牧師と共に船を降りる。

グラウンドブレーカーはとても大きな船だ。もともとはコロニー船で、現在はハルシオン星系のサービスセンターとして機能している。
貨物線などがここで配送や集荷を行うのだ。

離着陸場を降りてすぐの場所で、3人の人物がもめている。

どうやら一人の男が作業員を殴り倒したようで、企業隊員が問い詰めている。
それをグラウンドブレーカーの隊員が擁護しているようだ。

「この間抜けが作業員の1人を殴り倒して―」
「でも目撃者はいなかった。」
「バックベイのクソガキめ、また同じことをやったらエアロックから放りだしてやる。」

口論が終わり隊員は去っていった。

1人残った男に話しかける。
「何があったんだ?」
「俺には親方がいたんだ。あいつは俺を嫌っていた。いつも俺を怒らせようとしていた。でも俺はがんばったさ。「もっと大きい男になれ」と自分に言い聞かせていたんだ。
あいつはスペーサーズ・チョーズンのファンだった。チョーズンがレンジャーズを打ち負かした夜、威張り散らしてきやがったのさ。」
「だから大人みたいに意見の食い違いを解決したわけか。」
「徹底的に叩きのめしたんだ。むしろ、今まで何もなかったのがおかしいのさ。格上の親方である自分なら、バックベイで働くただの労働者に何しても許されると思っていたんだ。あいつは。まあ、今じゃ「元」労働者だけどな。辞表を出したばかりだし。」
「これからどうするんだ?」
「自由を満喫するかな。ところでドックについたあの船。アレ、お前の船なんだろ?」
「そうだ。俺はアンリアライブの船長だ。」
「アンリアライブの船長か。まるでドラマのキャラクターみたいじゃないか。ああごめん、一人で話しすぎてたな。話をきいてくれてありがとな。」
「まだ名前をきいてなかったな。俺はアーソンだ。」
「フェリックス・ミルストーンだ。よろしくな。」
「フェリックス、また会おう。」
「またな。」

船の没収

フィリックスと別れてグラウンドブレーカーの受付に向かう。
「身分証のご提示を。」

ホーソーンの身分証を見せる。
「キャプテン…ホーソーンさん、ですかな?先に謝っておきますけどね、今日は嫌な一日になりますよ。記録によると、おたくの船は評議会にマークされていますよ。評議会が解除してよしと判断するまでは、船は没収扱いとなります。」

いきなりのトラブル発生か。
「どうすれば解決できるんだ?」
「ユードム・ベッドフォードに掛け合うといいでしょう。グラウンドブレーカー駐在の評議会代表です。」
「彼の事務所はプロムナードの右舷側の壁沿いにあります。」

ジェシーの事情

ユードムの事務所に向かう途中、病院から怒鳴り声が聞こえた。
「あたしを追い出そうったって、そうはいかないよ。」
女性が病院の受付に向って怒鳴りつけている。

「どうしたんだ?」
「私はジェシーという女性に借りがある。彼女がここに長居しすぎていて、訪問者を受け入れていないから、なにが起きているの調べたいの。」
「俺がしらべてこようか?」
「そんなことできるの?それならお願い。」

フィニアスのホログラフィック・マントを羽織ってみる。
病院のIDを使い職員の姿になる。なかなか良い感じだ。それほど長い時間は変装してられないが、急いでジェシーを探す。

病院の奥に扉の閉ざされた部屋があった。どうやらジェシーはこの中にいるようだ。
ドアホンを介して話をする。

「いい加減にしてちょうだい!私のことは放っておいて。」
「エリーに頼まれた。」
「えっ?どうして?すべて順調よ。」
「俺がけ破る前に、ドアを開けてくれ。」
「分かったわ。冷静に、この件について話し合いましょう。」

ジェシーがドアを開いてくれた。中に入り直接話をする。

「実は病気じゃないのよ。あなたは、ええと、評議会の側じゃないわよね?彼らの借金があるの。多額のね。この間の夜、誰かが私の部屋まであとをつけてきたのよ。だからここで身を潜めているの。」
「なんで借金をしたんだ?」
「いいわ。正直に言う。私、泥棒なの。最高級品とか、歴史的に貴重なアイテムを盗むのが専門のね。3週間前、血涙のダイヤモンドの噂を耳にした。」
「それがどう評議会と関係するんだ?」
「ユードムは私の顧客だったの。ダイヤモンドの前金として半額を払ってもらった。ところがダイヤモンドが私の掌の中で粉々に砕け散ったの。とにかく逃げ出すだけで精一杯で、もう使い果たしてしまった前金を返すことなんて、かんがえてなかった。」
「エリーにお前を助けるように頼まれた。だからそうするつもりだ。」
「事態を解決してくれたら、私はあなたに大きな借りを負うことになる。エリーの私に対する借りよりもね。」
「代わりにユードムと話してきてやるよ。」
「ありがとう。」

経緯をエリーにも伝えておく。
「ジェシー、なんだって?」
「評議会に借りがあって、誰かが彼女を追っているそうだ。俺がカタを付けるよ。」
「頑張って。評議会は技術部の前のプロムナードってところにオフィスを構えてるよ。」

さて、ユードムに話さないといけないことが2つできた。
1つは没収された船のこと、そしてもう1つがジェシーのことだ。

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