2021/01/16

【The Outer Worlds】プレイ日記 その23


 フィニアスの研究所

情報屋からの情報がフィニアスに送られているはずだ。
モナークを離れフィニアスの研究所へと飛ぶ。

研究所ではフィニアスが待っていた。他人を警戒しているのかフィニアスは防弾ガラスに守られた部屋の中にいる。

「防弾ガラスに隔たれていなければ、あんたの肩をポンポン叩いてやりたいよ。あんたがどうやったのかはわからないが、ハイラムは必要なものをすべて送ってくれた。
ハイラムのメッセージによれば、クラーク大臣が不審な量のジメチルスルホキシドを注文したそうだ。コロニーに残った補給物資を買い占めようとしているかのようだ!
典型的なエリート主義者だ。不足している時だと言うのに買いだめなんぞ。化合物が手に入りさえすれば、ホープの入植者を蘇生して、まともな人々に任せることができる。
ここでいい知らせだ!あんたはこれからビザンチウムに行って、その化合物を盗んでくるんだ。楽しみだな!」

「この化合物の何がそんなに重要なんだ?」
「時間と黒板があれば、詳しく説明してやるのだが。だが簡単に説明すれば、あんたが今生きているのは、ジメチルスルホキシドのおかげだ。その化合物は、ホープの入植者を蘇生させるのに絶対欠かせない。できるだけ多く盗んでもらいたい。多ければ多いほどいい。」

「クラーク大臣というのは?」
「アロイシウス・クラークだ。地球大臣でな。事実上すべてのコロニーは地球大臣の駐在が必須なんだ。クラークは評議会の犯しているあらゆる犯罪に加担している。評議会から新命令を出すときはいつでも、点線上にクラークのサインがある。」

「それでどういう作戦だ?」
「ビザンチウムにいるカルメン・イマガワとドックで会うんだ。彼女は私の連絡員だ。必要な情報はすべて、彼女が持っている。私のビザンチウムの古いナビキーを渡そう。あのバブリーな街に着陸する時には必要になるだろう。
忘れるな。探しているのはジメチルスルホキシドだ。警告ラベルが張られた、大きくて緑色の泡だった容器だ。できるだけ多く見つけるんだ。」

つぎの目的地が決まった。ビザンチウムだ。さっそく飛んでいこう。

エリー

ビザンチウムに向かっている途中で、エリーが話しかけてきた。

「話できる?せっかくビザンチウムに来たし、やりたいことがあるの。」
「それは?」
「あたしもともとビザンチウム出身なの。あまり信じられないと思うけど…。
実は家族としばらく話をしていなくて。そろそろ彼らのところに顔を出そうかしら。危険な生活を送ってきたことを考えると、彼らは心配で病気になってるはず。
それで、ええと、一緒にどうかなと思っていたの。」
「わかった。一緒に行ってやるよ。」

「いいね!そこに行ったら、あんたの粗削りな一面を見せてちょうだいね。しばらく洗っていない服…血のしみがついてるのがいいわね。それを着てちょうだい。」
「うん?」
「ああ、スナックは自由にとって食べてちょうだい。あと足をコーヒーテーブルに投げ出してもいいわ。母はそれが大嫌いなの。」
「俺に最低の行動をしてほしいみたいだな。」
「その通りよ!」

エリーは家族に心配してもらいたいんだろうか?とにかくビザンチウムに行ったならエリーの家に行ってみよう。

ビザンチウム

ビザンチウムに着いた。エリーとフィリックスを連れてアンブレイカブルを降りる。

降りてすぐの場所に一人の女性が待っていた。どうやらこの女性がカルメン・イマガワのようだ。

「ちょっといい?人に会うんだけど。」
「そう。フィニアスに頼まれた。」
「シーッ!名前は出しちゃダメ。分かった?彼は指名手配中で、評議会がビザンチウム中に網を張っているのよ。」

「情報があるんだろう?」
「そう。あんた、大臣と契約を結ぼうとしているんでしょ?忠告するわ、簡単にはいかないよ。あいつは一日の大半を自分の邸宅で過ごしているの。厳重にガードされているんだから。
大臣の護衛の一人がシフトの合間にビリングスリーの酩酊ハウスに入り浸っているわ。」
「手がかりをありがとう。」
「忘れないで、あんたはこのこと、あたしから聞いていない。」

「それにしても、お前はどうしてこんなことに足を突っ込んでいるんだ?」
「あたしはずっと鳥マニアだったの。地球の生物を調査したらね、何全種類もいたんだよ。カラフルで、それぞれ個性があって。鳥についてもう一つ言えることはね、彼らは環境指標になっているってこと。」
「奴らが死んでいたらなにか悪いことが起きているしるしだな。」
「そのとおり。ハルシオン周辺で分かっていることについて考えだしたの。それとわかっていないことについてもね。」
「例えば?」
「はじめに、ビザンチウム出身じゃない住民とめったにすれ違うことないことに気付いた。船はいつだって来てるのに。それっておかしいなってあんた思わない?」
「確かに。」
「それから、何もかも修理されない。ここにはね、ご意見箱があったはずなのよ。アイデアを投函する箱が。何にもかなっちゃいないけどね。でもねある日それが壊れた。誰も修理に来なかった。苦情を届け出る場所がなくなって、そしたらこのざまよ。
始めは管理しているところが「故障中」って張り紙したんだけど、単にみんなを不安にさせただけに見えたな。なんか、何かが動いていませんって広告しているようで。結局、誰にも何の期待も持たせないよう、「ご意見箱」の看板も全部取り払われちゃった。
何一つ修理してないのよ。置き換えたりもしてなかった。変だなって、あんた思わない?」
「思う。」
「この件であたし、疑問を抱くようになったわ。ご意見箱ほどの単純なものを修理できないんだとしたら、他に何が修理できるの?ってね。
それからしばらくして、あたしたちの共通の友達と知り合うことになってね。自分の役割を利用して可能な時に情報というエサを与えることにしたわけ。それだけよ、本当に。」

このビザンチウムがハルシオンコロニーの中心部で一番都会のはずだが、なかなかおかしなことになっているようだ。一番の都会も管理できていないならコロニーは本当に崩壊寸前なのかもしれない。

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