2021/02/09

【The Outer Worlds】ブラック企業が支配するコロニーでの大冒険



 この記事では【The Outer Worlds】の紹介を行います。

【The Outer Worlds】はPCの他にXbox ONE,PS4,switchでもプレイできます。

ゲーム概要

このゲームは、FPS視点で冒険を行うRPGです。

一つの星系を舞台に、いくつもの惑星や宇宙船を巡って問題を解決していきます。

ストーリー

冒険の舞台となる星系は、ハルシオンコロニーと呼ばれ、企業連合が支配しています。

主人公はこのコロニーに向かう途中に事故にあい、長期間冷凍睡眠されていました。

しかし、企業支配をなんとかしようとしているドクターによって蘇らされ、そこから冒険が開始します。

メインクエストを進めることで、ストーリーが進んで行きますが、オープンワールドのように一つの大きなマップ上ですべてのストーリーが進むわけではなく、
宇宙船で移動できるいくつかの小さなエリアに別れており、そのエリア内でまとまった話が進んでいきます。

例えば、最初に行くことになるエリアでは、企業の運営する町と、脱走者の対立があり、その対立をどうするかという命題があります。

大きな分岐は、企業連合側になるか、ドクター側になるかの2択ですが、メインクエストの選択によってエリアでの結果は変わり、エンディングも分岐します。

キャラクター

主人公の能力値は特性、スキル、特殊技能の3種類です。

特性はゲーム開始時にのみ設定できるもので、強さ、器用度、知力、知覚、魅力、気性の6種類です。

スキルはレベルが上がるごとに振り分ける数値が与えられます。
近接武器、遠隔武器、防御、会話、ステルス、技術、リーダーシップなどのグループ内に、片手近接武器などの項目があります。

スキル値は最大100まで振り分け可能で、50まではグループに、それ以降は項目に直接スキル値を振り分けることになります。

スキルはクリティカル値や防御力などに直接影響を与える他に、値が20,40,60,80,100を越えることで特別な能力がアンロックされます。

特殊技能は2レベル上がるごとに1つ取得できるパッシブ能力です。
体力を上げる、積載量を上げる、移動速度を上げるなど様々な技能があります。

仲間

the outer worldsでは一緒に冒険をしてくれる仲間がいます。

一度に2人まで冒険に連れて行くことができ。同行しているキャラにより主人公のスキルにもボーナスが入ります。

仲間は会話に参加することがありますし、戦闘でも一緒に戦ってくれます。

戦闘

戦闘は通常のFPSと同じような感じです。
しかし、TTD(タクティカル・タイム・ディレーション)というシステムがあり、発動すると、TTDゲージがある間時間がスローになります。
遠隔武器などはスキルの値が20あれば、スロー中に攻撃することで、怯ませたり、盲目にしたりできます。

仲間は自動で戦ってくれますが、指示を出すこともできます。また、影響力のスキル値が20あれば特殊攻撃をさせることもできます。

感想

コロニーは相当なブラック企業に支配されていて、結構ダークな世界観なのですが、ユーモラスで軽快な感じで、あまり暗い感じはありませんでした。
クエストはだいたい頼まれごとをして、それをこなすというお使い的なものなのですが、重要人物を殺したとしてもクエストをすすめるための手がかりは手に入るようになっていたりと、破綻を気にせず行動もできます。

一番気に入ったのは仲間たちです。連れて行っている2人が会話をしだしたり、宇宙船内で話をしていたりするのですが、結構会話のバリエーションが多く、冒険仲間感が結構ありました。
ただ、会話パターンを増やさないようにでしょうが、クエストキャラとの会話の合間に仲間が話す言葉はちょっと不自然だったりします。
あと、仲間の一人にロボットがいるのですが、この仲間はロボットだけあり、あまり会話が得意ではないのかいまいちな感じでした。

このゲームの一番の不満は戦闘でした。
まず、あまり敵にバリエーションがありません。別の惑星のはずなのに同じ動物が出てくるほどです。

戦闘自体も単調でした。難易度ノーマルで進めた上に、クエストをほとんどこなして進めたせいでレベルが高めだったというのもあるとおもいますが、
序盤の武器が揃っていない時とラスボス戦以外は楽勝で、棒立ちでTTDと仲間の特殊攻撃を発動しながら撃ちまくるだけでほとんど倒せました。

ラストまでその難易度だったのに、ラスボスがいきなり強くてびっくりしました。
何度繰り返しても倒せなかったので、ラストダンジョン前をロードしなおして、弱点属性の武器を資金の許す限り改良したら倒せました。武器を強くしすぎたせいか、こんどは楽勝でしたが。

このように戦闘に不満はありましたが、特徴的で魅力のあるキャラクターが多く、会話が楽しい良作でした。

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